最後のセクションはライティングです。ライティングはスピーキングの勉強を始めると同時に進めていきましょう。
ライティング編
ライティングは一番近道があるというか、自分の型を覚えてしまえば短期間でスコアを伸ばすことが出来るセクションです。
そしてテスト中、意識してほしいことは文字数を増やすことです。
ライティングセクションでは2題出題されます。
- integrated: リスニングとリーディングが含まれる複合問題
- independent: ライティングのみの独立問題 (30分)
1問目はリスニングが含まれるため、少々難しいですが、リーディングの文章は表示されたままですので、それをコピーしながらライティングすることで、ある程度まとまった文章を書くことが出来ます。
それよりも、2問目に全力を注ぐことが重要です。内容もそこまでアカデミックではなく、身近なトピックを題材にされていることが多いので、スピーキングセクションの初めの2問と同様に、対策しやすいものとなっています。
勉強の進め方
スピーキングと同じで、特別なテキストを購入する必要はありません。たとえばこちらにサンプル問題がたくさんあるので、1日1題づつ取り組んでいきましょう。
最初は、ひとつやり終えるのに1時間とか2時間かかってしまうと思いますが、何度も書くうちにテンプレートを覚え(パクってください)、タイピング速度も速くなり、30分で仕上げられる様になります。目標文字数は300単語です。この文字数を超えられる頃にはライティングセクションで20点近いスコアを出せるようになっています。
まずテンプレートとは何かということなんですが、英語のエッセイでは書き方が決まっていて、必ずイントロダクション(導入)、ボディ(本文)、コンクルージョン(結論)という構成にしなければなりません。
この強制のおかげで、文章の半分近くをテンプレートで埋めることが出来ます。
イントロダクションとコンクルージョンは殆ど同じことです。それを少し言い回しを変えたものを用意しておけば、文字数だけでなく、時間稼ぎになるので、その分ボディで使う理由の部分を考えて書く時間に充てる事ができます。
さらに、その理由の部分はスピーキングの時に言ったように、ある程度数をこなしてくると、使い回しの出来るものが増えてくるはずです。というか、できるだけ理由を使い回すことが出来ないか考えながら取り組んでいきましょう。同じものを何回も書いたほうが、本番でその理由を用いた時、手が慣れているので速く書くことが出来ます。
アウトプットの方法は違えど、スピーキングでも同じような問題に取り組んでいるので、自分の答えを覚えてしまうのはそれほど難しくはないと思います。
重要なのは自分の「テンプレートを覚えて」「それを速くタイピングできるようになるまで練習して」「300文字以上書く」ということです。
最後に
ライティングもある程度出来るようになって、始めてTOEFLと戦える準備が整ったといえるでしょう。
あ、だからといって、完璧に準備してからTOEFL ibt を受験しようと思わないでください。TOEFLのスコアが必要だとわかったら、単語の勉強をするよりもまずTOEFLを受験してみてください。相手を知らないと戦うことは出来ません。そして撃沈してください。
僕も留学するんだと決めてから、すぐにTOEFL受験しましたが、終わった後はセミの抜け殻のようにポカーンとしていました。「これからこんなバケモノと戦っていかないといけないのか」と途方も無い道を歩き始めたなと実感したからです。
でも、何度も言うようですが、TOEFL ibt 60点なら絶対に取れます。
受験1回約2万円と少し高いですが、定期的に受けてください。お金ないならバイトでも何でもしましょう。無駄なお金を使いたくないのなら、「さっさと必要なスコア取ってしまえ」という気持ちで取り組んでいきましょう。
後は、継続のみです。がんばりましょう。
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